懐かしい新しさ

 昨日のブログに1966年に建った目黒区総合庁舎の印象について書いた。その1966年の日本では、ビートルズが来日した。プロ野球サンケイスワローズアトムズに名前を変更。ホンダのエスハチことS800発売(先月?まで放送されていたNHKのドラマ「グレースの遍歴」ではこの車が重要な役割を担っていた)。日本の人口は一億人を超える。1月にウルトラQ放送開始し、全27か28かな?を放送してから7月にはウルトラマンに引き継がれる!週刊プレイボーイ発刊。
 ウルトラQの放送が半年だけでウルトラマンに引き継がれていたのは自分の感覚とはぜんぜん違うのでびっくりした。ウルトラQ、モノクロ作品、見ていた私は小学校の低学年生のまだまだ子供。ウルトラマン、カラー作品、見ていた私は小学校の高学年生でもうだいぶ大人。そんな感じがする。Qとウルトラマンのあいだで自分が幼児から少年になったくらいの大きな違いがあったように思う。なのに実際は同じ年のうちにQからウルトラマンに変わっているのだった。
 1966年、9歳の私……なんでそう思うのか……そうか!この年、ウルトラQが放送されていた上期のうちの1月から3月、私は急性腎炎で入院した。その入院の経験が幼児から少年への成長を促すことになっていたのかもしれない。