ジーンズについて

 車を停めて、公衆電話から電話を掛けている。当たり前のようにあった光景だけれど、実はもうこんな光景にはまず当たらなくなった。実は19年前かな、そんなに昔の写真であります。この頃のコンパクトデジカメの画素数は300万画素でいま普通の2000~3000万画素よりぜんぜん少ない。だけどこうしてブログに使っている分にはそれでも大差はない。この車の車種はなんだろう?いまならステーションワゴンと呼ばれるのだろう、この頃はバンだった。

 先日会社で、ジーンズのことをGパンというかジーンズというかデニムというか?という話題になった。昼休みのなんてことのない雑談のなかでです。その後、ジーパンのジージーンズ(JEANS)のジーならば、字で書くとJパンなのになんでGパンなのか?という疑問が生じたが、調べると、戦後にGIが履いていたからGパンと呼ばれるようになったので、JeansのJとは由来が違うらしかった。

 以前は一本のジーンズを、会社に行くとき以外は、どこかが破れるまでほぼ毎日履き続けていて、すると左の膝が最初に破れた。ついでどっちの足か忘れたが足の付け根の後ろ側だった。膝はいつも左で右が破れたことはなかった。そんな風にいっつもジーンズを履いていたころはリーバイスの606だったかなスリムのやつを気に入っていたのだが、いまはその番号は廃番なんですかね?ジーンズばっかりではなくてチノパンとかその年の流行のアンクルパンツだとかカーゴだとか、そんなものがユニクロやらで比較的安価で買えるようになると同時にジーンズ信奉が薄れてしまった。精神的にも若さゆえで持ち、その後もなんとなくこだわって捨てなかった反骨のカケラを手放したのがそのときかもしれない。なのでいまやリーバイスではなく、一本は無印でもう一本はアロウズで、両方とももう五年以上前に買ったまま、買い替えずともまだ破れていない。

 上記の会社の雑談のジーンズ話のきっかけは、某氏がいまもリーバイス501をずっともうそれしか履いておらず、このたびまた同じ501に買い替えたという話がきっかけで、私は「もうそんな風にリーバイス一本にこだわるような時代じゃない」とか言ってみたのだが、本当は、おっそのこだわりかっこいいね、と思ったのだろう。

 写真の電話をしている方もジーンズです。