白萩が咲いていた藤村邸

 年に二回か三回、神奈川県中郡大磯町にある旧島崎藤村邸を見学に行きます。小さな庭と木造平屋の懐かしい感じの家屋。小さい庭でも、そこにある植物が季節ごとに変化していて面白い。こういうの「四季折々の顔を見せる」って書くのですね、きっと。書かないけど(笑)

 これは10/1に撮った写真で、何度も行っているので、いつもと変えて、今日はオールドレンズで撮ってみようと、1950年代のライカスクリューマウントのレンズを使って撮ってみました。逆光になるとフレアが被ります。それもまた味わい。

 いまは萩がきれいですね。この写真に写っているのは白萩で、右上は藤村邸の屋根の突先です。この写真を撮った二日前の日曜日は最高気温29℃だったけど、蒸し暑さは相変わらずで、歩いていると、Tシャツに汗沁みが浮き出るほどでした。でも二日経って、ずいぶん涼しくなった。これからどんどん秋が深まることでしょう。

 で、何食べたいですか?皆さんは。

 春と言えば、特徴的な春野菜が出回る。蕗の薹、ぜんまい、タラの芽、筍、・・・春だけの天ぷらの具もすぐに浮かびます。秋にしか出て来ないこういう食材は?天婦羅にはあまり用いそうもないけど、栗はまぁ秋の味覚でしょう。秋刀魚もそうか。では天婦羅に限って言えば、上述の春のラインナップに対して、秋はどうする?茸かな?だけど椎茸もエノキもエリンギも、最近はマイタケも、どの季節でも食べられる。あ・・・松茸?これはもうお値段の次元が違うから論外。秋茄子とは言うけれど、まぁ、茄子はいつだって食べられるし。