品川セントラルガーデンの紅葉

 品川の高層ビルオフィス街、グランドコモンズインターシティのあいだには写真の品川セントラルガーデンがある。真夏のある日に濃い緑一色の並木を写真に撮ったことがあり、そのときに、秋になったらどういう景色になるのかな?と思ったものだった。土曜日の18日、グランドコモンズのビル街の、品川駅から一番遠いとろこにあるキヤノンのビル内にあるギャラリーに、大竹英洋写真展「ALASKA 星野道夫の足跡を辿って」を観に行ったので、品川セントラルガーデンの様子も撮って来ました。使われている主な木はカツラとシラカシとサクラだそうで、写真に映っている黄色い葉の木は、右手前がサクラで、向こうに何本もあるのはカツラの木だと思います、丸っこい葉っぱが可愛らしかった。

 大竹英洋さんが星野道夫の足跡を辿った様子は、半年くらい前だったかな、NHKのドキュメント番組で放送されたのをたまたま観ていて、とても面白かった。それにしても星野道夫は、アラスカで熊に襲われてずいぶん若くに亡くなった写真家だが、どうしていつまでも人を惹きつけるのだろう。自然に対する畏怖の持ち方や、自然と時間に関する尊敬の仕方や、人が子孫に受け渡し引き継いできたものの尊さ、そういう心の持ち方が、残した言葉や文章や写真を通じて戒めとしていまの私たちの心を打つってことなのかな。そんなことを考えながら大竹さんの写真をじっくりと眺めました。番組は11/20朝の8時からBSPで再放送されるようです。そうそうこの番組に合わせて新たに発見された・・・・というのが番組のひとつのクライマックスになっていたんだった。そういえばビートルズの未公開音源にオーバーダビングをして新曲が出たようですね(急に話が変わったように思えますが、実はそうでもないのですよ)。

 今朝は風が強くて、紅葉の葉もまだ色づく前のものまで吹き飛ばされるんじゃないかと思ったが、すぐに強風は収まった。都心の横断歩道で大きな黄色くなった落ち葉を持った、外国人観光客の女性とすれ違った。東南アジアの国々では、紅葉が皆無ってことでもないかもしれないが、日本のようにある季節にいっせいに紅葉が起きて葉が散っていくという華麗さと儚さの日々が明確にはないのかもしれないな、と思いました。