青い夜

 使っていたデジタルカメラの画素数が300万画素、500万画素、700万画素、1500万画素、2400万画素・・・と買い替えるたびに画素数が増えてきた。買い替えるたびに「えっ、思ったよりずっと良くなって、スゲー」と思ったもので、買い替えるまではこれで十分と思っていたのに、買い替えるともう戻れない、という感じだった。まぁでも1500万画素を超えてからは、差はわかっても、その「スゲー」はなくなった。この写真は2010年に撮った写真から拾ってきたので、たぶん、700万画素のコンデジで撮っている。最新のカメラで撮った写真が仮に横にあれば一目瞭然に違いがわかるはずで、これはなんとなくふわっとしている。だけど、それをもって、もう時代遅れでそのころに撮った写真は全部技術的稚拙さを理由にしてダメなのかと言えば、そうじゃないだろう。

 最近この頃のデジタルカメラが中古市場でブームとなり値段が上がっているとか、フイルムカメラが若い人に人気だと聞く。まぁ市場規模が1/100になったあとに1.5/100になれば50%増だから、これは仮の数字だけど、こういう感じの「ブーム」なんだろう、とは思いますが。

 そんなことより、なんとなく青い。とくに写真の右側から当たっている光が青いのだろうか?夜に色があると、それが何か人工の照明の光の色によることが多いとしても、なにか物語の気配を感じてしまう。青い夜・・・なんだろう?どんな物語だろう?