ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド

 昨日まで、最近急に、住みたい市なのか住みやすい市なのか魅力を感じる市なのか、詳細はわかりませんか、人気上昇中らしい北関東の宇都宮市に泊まりで出張していました。朝の気温は南関東より5℃くらい低くて、やはり堪えました。
 帰路の東北新幹線、東京方向に向かって右側の窓からは大宮あたりで富士山が見えるのです。遠いから小さいけど。実は宇都宮からももっと小さいけれど見えるのです。上の写真は大宮上野間で撮った写真。ちょうど真ん中あたりにその富士山のシルエットが写っています。
 話変わって、昨年末からなんとか部屋にあるレコードプレーヤーを復活させようとしましたが結局トーンアームの回転軸の渋さは完調に至らず、どのレコードを回しても、片面通して一度も針が飛ばないで再生することは叶わないままで、かつ、向かって右のスピーカーからの音は割れたまま。そんな感じですが、上記のような不調を把握できたのはもちろんレコードを回して針を落としたからで、その試しに回したレコードは、このブログにも前に書いた通り、ラックに指を入れて、ババ抜きのトランプを選ぶように引き出したものです。そんな中にキース・ジャレットのスタンダーズトリオの1枚目があります。B面を試しに再生したら、針が飛ぶ音が割れるという不具合はさておき、最後の曲、ゴッド・ブレス・ザ・チャイルドがやたらとカッコいい演奏ですっかり魅了されました。このLPを買ったときにはそんなふうに耳に留まることもなく、スルーしたらしく、かつそんなに愛聴もしなかったから、まったく覚えていない曲。何十年も経て耳に留まって、カッコいい!!となりました。
 それで、ちゃんと聴きたくなり、レコードは上記のような不完全なので、結局はアマゾンで600円くらいの中古CDを買ってしまうという……なんだかなぁ。会社の行き帰りまさの自家用車の運転中にも聴いてみました。そんな騒音のある車内でBGMにするのには向かないと思うけど、じっさいに運転中に流してると、なんかノリノリな感じになれました。
 私という個人の感覚の個性にマッチするのはミディアムテンポのメジャーで、多分のメランコリックでおセンチなメロディーライン。これも個人のことで誰もがそう感じるとは限りませんが、なんとなく旅をしている、ここではないどこかに向かっている気分になれる、そういう曲です。まさにそこにどハマりしてる曲です。これを一般化すると、土臭いとかカントリーっぽいとか乾いたとか、そうなるのかな。