数日前の某ラジオ番組の冒頭でパーソナリティが「鍋焼きうどんが美味しい季節になりました」と言ったのを聞いて以来、鍋焼きうどんを食べたかった。夜、国道沿いの道を歩いていたら、入ったことのないうどん屋があったので、入り口に掲げられたメニューを見る限り、あるいはカウンター席しかない店内の様子を見ても、どうやら鍋焼きうどんなどないな、とは思ったものの、それでもえいや！とばかりそのうどん屋に入った。空いている。入り口で手をアルコール消毒し、一番奥の方の隣もその隣もそのまた隣も空席の席に座り、食べるとき以外は決してマスクは外さないようにしながら、メニューを見たが鍋焼きうどんは予想通りなかった。しかしこの店の名を冠したうどんは美味しかったですね、身体は温まるし。
クリスマスらしくターミナル駅ではケーキを売る出店がないではなかったが、なんとなくいつもの年ほどは覇気がないし、そういう店も多くはないのだろう。行き交う人も速足で通りすぎることが多い。もちろん人気店で列の出来ているところもなくはないようだったが。
鍋焼きうどんを食べるのは先延ばしになった。
