神保町


 夜、神保町で神保町の古書店を舞台にした日本映画「森崎書店の日々」を見る。映画が終わったあと、ほとんどの店がもう店じまいしてしまった夜の神保町をちょこちょこっとスナップして歩く。
 そのあと御茶ノ水の駅へとつながる坂の裏通りにあった洋食屋で、ハンバーグとスクランブルドエッグ定食を食べる。ひゃあ、私以外の客はたぶん全員学生さん。おとなしそうな男子二人組がすぐ隣の席でひっそりとしゃべっている。共通の友人や先輩の噂話をしている。
 もう十年かそのくらい前に、この近くの中古ギター屋さんで買ったラリビー社のアコースティックギター、ずっと長いことケースから出していないな。たまには出してみようかな。

 夜、映画の中で線が引かれた古書のページが大写しになった梶井基次郎の短編小説を読もうと思い、本棚から短編集を出してみたが、ベッドに寝転んでそのページを探しているうちに、探し出す前に眠ってしまった。

 昨日とかのブログを読み直したら、なんだかひどい文章を書きなぐっているな、と思う。夢の残滓とかなんとか、適当に文章をまとめるべくそれらしい単語を並べてしまっていて・・・