2015-01-01から1年間の記事一覧

立川 下北沢

この文章は句点がなかなかやってこないだらだらと続く文章に敢えてしています、気紛れで。 長島有里枝の本を読み終わり、SWISS以外の写真集をじっくりと見たことがないので、どんなもんだろうか?古本価格はどれくらいだろうか?とネットで調べていたら、私…

12日のことと、コーヒーと読書とチキンカツと読書

安曇野では、一度行ってみたかった田淵行男記念館にも行った。他に客がいなかった。ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」に「タオル」と言う掌編があったのを思い出した。 アメリカを釣りをしながら(なのかどうかもはっきりしないが)放浪中の「私」は森の…

安曇野

安曇野に行くのは25年ぶりくらい。かといってなにか変わった感じなど全くしない。わさび園も碌山美術館も、25年前の様子をたいして覚えていないこともあって、どこがどう変わったのかもわからない。わさび園はいまのように奥の方まで散策コースがあったかな…

盆踊り会場の片隅

10日の続きから。 それで午後になって、読み始めた長島有里枝の「背中の記憶」が面白い。ガーリーフォトの先駆けとしてHIROMIXや蜷川実花とともに木村賞を受賞し、華々しくデビューしたカメラマンの長島有里枝の印象は、これは私の偏った捉え方に過ぎないか…

午前の過ごし方

前の晩に寝る時間が午前1時を過ぎていようが、まだ夏期休暇前のサラリーマンの平日の、、、なんて言うんでしたっけ?体内時計ってほど大げさではない、暮らしのリズムって程度かな、それが崩されずに維持されていて、遅くとも朝の6時にはちゃんと目が覚め…

なにもない夏

ある程度の面積があった畑地や今にしては敷地面積の大きな家が、三戸か四戸からなる、表面だけ南欧風を取り繕ったような張りぼての新分譲一戸建てとして売り出され、小さな子供が一人か二人いる家族が、いままでよりも少しだけ通勤時間が長くなるけれどなん…

桐生が岡動物園

白石ちえ子さんの写真展に行ったとき、ご本人から、写真集「島影」に収録されているペンギンの写真を撮った桐生の動物園が、小さくて錆びれていて独特な感じが面白い、と聞いたので、では夏休みも始まることだし、青春18きっぷを使い宇都宮から茅ヶ崎に戻る…

早朝

最高気温が35℃を越える日が続いている。それでもやっぱり朝は気分がいい。朝早くから街に水を撒く人があちらこちらにいる、そうして一日が始まる準備が進むのを眺める。ずいぶん早くに家を出たので出勤までに余裕があるとこういうちょっとした寄り道をする。

ここのところ

『鎌倉駅近くの農協連売所を覗くと谷中生姜が六本づつ束ねられ、葉のついたまま売られていた。昨日の夜、居酒屋で飲んでいるところだと、酒の肴の谷中生姜の写真が添付されたメールを送ってきた友だちがいた。友だちからのメールを思い出し、葉の付いたまま…

写真を選ぶ作業

今年も私も同人になっている写真同人ニセアカシアではニセアカシア発行所として9月のTOKYO ARTBOOK FAIRに出店することが決まった。申込等の手続きはすべてほかのみんながやってくださっていて、私は何もやっていないので、申し訳のないことです。 それでい…

ウルトラマン展@横須賀美術館

三連休に休暇を一日プラスして、自宅から自家用車を運転して、横須賀美術館に行き、ウルトラマン展(ウルトラQからウルトラマン80まで)を見て来た。子供向け展示なのかと思いきや、私と同年代のおじさんおばさんが主たる客層で、懐かしそうに展示物を眺め…

ブラジルの世界遺産を

建築に特別の興味があって本を何冊も読んで知識を仕入れたり実物を積極的に見学に行く訳でもないが、たまにテレビ番組で建築家にスポットを当てた特集番組が放送されたときに気が付けば見るし、美術館で建築に関する展示があるときも見学することが多い。い…

今日も写真展めぐり

昨日は小雨の時刻もあったが、いよいよ梅雨が開けたのか、19日の日曜は猛暑と快晴の南関東と東京。最高気温予想には場所によっては35℃なんていう数字もあるようだ。今日もまた写真展巡りに出掛ける。 竹橋の近代美術館では「事物―1970年代の日本の写真と美術…

コルビュジエの写真展 鈴木理策/意識の流れ展 ニセアカシア会

早稲田大学の会津記念館でル・コルビュジエの写真展を開催していることを季刊紙IMAのON LINE展覧会情報で知り、今日から初台のオペラシティのミュージアムで始まる鈴木理策写真展「意識の流れ」に行く計画にくっつけて見てきた。解説によれば8ミリの動画フイ…

静かな夜

大きな台風がやって来て、関西を中心に東は関東甲信越東海、西は四国山陽山陰と、広い範囲で大荒れの天気になった。16日の木曜日の朝、5時半前、宇都宮の単身アパートを出て、駅まで20分強をかけて歩いた。歩き始めたときにはたいして濡れないで駅まで行き…

それぞれの小石

宇都宮駅ビルの書店で表紙を表に、新聞か何かの紹介記事と共に置いてあった岸政彦著「断片的なものの社会学」を手にして、その本に使われている写真に惹かれた(写真は西本明生)こともあり、中身を吟味もせずに、と言うのは宇都宮発で東海道線まで乗り換えなく…

藤沢

久しぶりにカフェ「パンセ」でYさんと四方山話をする。そのあとタワーレコードへ寄って、ジャケ写買いでジャズのアルバムを二枚購入した。うち一枚はイタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニが、バンドリン奏者のHamilton De Holandaと組んだデュオのラ…

上野

東京芸大美術館でフィンランドの女流画家ヘレン・シャルフベック展を見に行き、そのあとアメ横などを歩く。そのまえにDIESELギャラリーで深瀬昌久展も見た。 深瀬昌久の自分の顔を画面の端っこに置きながら、背景・・・と言うか、後ろの主被写体を一緒に写し…

街の柄

少し前のこのブログに書いたが、よく出張で行く都内某乗り換え駅近くのモスバーガーで、モーニングセットメニューを朝食にしながら、カウンター席で街を眺めていると、そこから見渡せる範囲には私のよく行く店はないし、いや、よく行くどころかこのモスバー…

気持ちのことを持ち出す気持ち悪さ

このblogの6月18日のところに、女子サッカーのカメルーン戦のテレビ観戦の感想として「組織的なディフェンスと、パスを組み合わせた崩しによるオフェンスと言う日本チームの、技により力をかわすような在り方でどこまで行けるか?が見処だろうか」なんて書い…

白石ちえ子展

この文章は7月4日のところに載せますが、書いているのは7月8日の朝で、しかもこれから書く白石さんの写真展を茅場町の森岡書店に観に行ったのは6月末の月曜日のことです。もう会期は終わってしまったから、もし、この文章を読んで森岡書店に白石ちえ子…

雨の夜に

十年かもう少し前のこと、愛知県に住む友人から結婚披露宴の招待状をもらったので出席することにして新幹線の切符を取り、ホテルの予約もしたのだが、直前になって結婚の話がなくなったようでキャンセルの速達便が届いた。目的が無くなったが久しぶりに名古…

赤い服

雨宿りをしていた横浜の桜木町改札前の通路というのは改札の側はとなりに券売機が並んでいるし、反対側には、書店などの店舗もあるから単に「通路」と言うだけではない。通路には柱が何本か立っているが、その柱もディスプレイが出来るような作りになってい…

白桃のパン

辻堂のテラスモールと言う駅に直結したショッピングモール・・・って言うのかな、ああ言うのを、そこに家族の某と行き、紺色の夏に例えば冷房で冷えすぎの映画館などではおるような紺色のコットンの薄手カーディガンを買った。バーゲンセールで。どこも混ん…

新しいカメラ

三年間使っていたコンパクトデジタルカメラは、三年前の買ってすぐの頃に北海道へ旅行したとき、胸ポケットからアスファルトの道に落下させてしまい、ずっと「ちゃんと写らない」まま使っていた。カメラの前面が平行に落ちたので角が凹むとか 液晶が割れると…

祖父のこと

いつだったか、特段写真が好きだとか趣味にしていることもない、私よりずっと若い人と写真の話になったときのこと。私が、どこだか忘れてしまったが、どこかの観光地でここに立って写真を撮りなさいと誘導する撮影ポイント足跡マークを見たことから、それを…

不安

M党が圧倒的大差で第一党になったときにはこれはこれで仕分けだかなんだか子供じみたパフォーマンスで、時間軸を考慮しない理想論みたいな絵空事を、具体的な実行性を伴わないまま推し進めようとして、出来るわけもなく、すぐにメッキが剥がれて稚拙さを暴露…

いつもの朝

月に何回か、朝から都内某所にある本社に出張する日には朝食を最寄り駅の近くにあるモスバーガーで食べることが多い。数ヶ月前まで、モーニング野菜バーガーと言うのがあり、ホットコーヒーとセットにしても390円。なかなかに美味しくて、同じ最寄り駅周辺に…

焚き火

女子サッカーのワールドカップが開催中。四年前の大会で日本が優勝してから少しは注目が集まっている感じがしたのは、辻堂にある、本の品揃えが私にとってはなかなかに良い感じな古書店の、いかにも古書店主らしき寡黙そうな親父と、この親父が「先生」と呼…

見方の多様性みたいなこと

過去の時間が増えてきて、思い出との照合から何かがヒット(多くは極私的ななつかしさを呼ぶ思い出をヒット)しやすくなっていたり、あるいはヒットするためのアプローチ方法と言うか、何を持ってヒットさせるかの手の内が増えている(そうか、そう言うのを…