2010-01-01から1年間の記事一覧

夜の花

一週間ほど前のこと。暮れ時、電車の中からふと空を見上げたら、行き過ぎる木々の向こうに月が見えて、あー三日月だなと思った。しばらくして、新宿駅近くで、今度はビル群の向こうに月が見えて、その月は上弦の月だった。もう一度よく見たが、月は確実に上…

流れ星くだいて

朝刊に、昨日の日曜日、中央線からオレンジ一色に塗られた電車の運行がなくなるのでそのサヨナラ運転があったという記事が載っていた。 このブログが「続々」になる前のブログに、ピントのぼけたオレンジ色の中央線の写真を使ったことがあったことを思い出し…

須田一政写真塾10月例会

写真は神田あたりの小さな路地に面したドアのノブ。 > 今日は須田塾だった。来年1月に久々に予定された須田塾修了展に展示する写真を、ここ6ケ月のあいだに須田先生が選んだ写真から、組んでもらう。この6ケ月のあいだに選んでいただいた写真は300枚…

ふむふむ

出張帰りにとある町で乗り換え時間が30分強あったので、一度改札を出て、この駅前のバスターミナルはこういう風景なのね、ふむふむ、とか思いつつ、コンデジで一枚二枚写真を撮ったりした。それから、駅前からまっすぐに大きな川までの片側二車線の道を歩き…

快晴

3連休は三日目にして朝から快晴。 先日テレビで見た「世にも奇妙な物語」で、堀北真希が主演をした「奇妙な」物語に古めかしい商店街が使われていて、そこが山北だと判ったので、行ってみる。 茅ヶ崎10:30頃の下り電車。途中で少し遅れて、10:55頃に国府…

木村友紀「無題」

三島からシャトルバスに乗って、クレマチスの丘という美術館やレストランやクレマチスガーデンやらが点在している観光施設内にある伊豆フォトミュージアムまで木村友紀展「無題」を見に行ってきた。 天気予報は今日も雨だったのだが、昼前には雨が上がって、…

横浜ジャズプロムナード2010

初めて横浜ジャズプロムナードに行ってきた。 > 毎年、このイベントのことをチラシやポスターで知り、行こうかな、と思いつつも用事が重なっていたりなんやかやで行かずじまい。今年ですでに18回目だそう。 またもや雨。何かを事前に計画をしたり、誰かをお…

散歩の質

質の良い散歩と質の悪い散歩があるだろうか?何か深く思索をして、そこに進行が見られたり、進行がなくても熱心に考えることが出来たりしたら良い散歩かな。あるいは、散歩のあいだにぼーっとせずに、季節のことを五感を総動員して感じ取るとしたら良い散歩…

黄昏の国へ

十月になりました。十月になるとブラッドベリに「十月は黄昏の国」という短編集があることを思い出す。10月はたそがれの国 (創元SF文庫)作者: レイ・ブラッドベリ,宇野利泰出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1965/12/24メディア: 文庫購入: 6人 クリック: …

散瞳

写真は9/26の午前中、茅ヶ崎市の畑にて。なんだか、この写真は、どこがそう思わせるのか判らないけど、秋に他ならない。そう感じたのだ。 遠くから風に乗って音楽が聞こえていて、それは心地よくて、でもどうしてもそこには行きつけない。それが少し哀しいけ…

行き当たりばったりの沼津

昼、雨上がり青空が見え始めたので、茅ヶ崎の河童徳利伝説の橋近くの屋敷林を撮影に行く。これはとある依頼の撮影。 > そのあと近くのラーメン屋で長崎ちゃんぽんプラス半チャーハンを食べる。いつも「少し痩せなければまずいな、摂取カロリーを減らしたい…

益子へ

10月号の日本カメラに掲載されている写真家大和田良氏の「風景の存在感を考えるための記録」というタイトルのグラビアの最後のページに『日々のスナップは写真とはなにかと考えながら生活することにとても近しいことだといえるのかもしれない』と書かれてい…

東京フォト2010

六本木ヒルズ40Fで今日まで開催中の東京フォト2010に行って来た。 同行は家族のTと亞林さん。 日本や海外の写真ギャラリーのブースがずらりと並び、それぞれの扱う作家作品を展示・即売している。知らない写真家が沢山、知っている写真家は少し。全てでは…

ドジなこと

一昨日の金曜日、帰宅途中にコンビニに寄って、所謂コンビニスイーツをいくつか買った。娘が好きだろうと思い「イチゴ入りヨーグルト」を、ほかに「かぼちゃプリン」と「珈琲ゼリー」も。三連休を前にして、ちょっと浮かれたような気分が『コンビニちょこっ…

須田一政写真塾9月例会

須田塾東京第三週組9月例会に出席。塾後の飲み会にも参加し、21時前に早退。茅ヶ崎駅発の最終バスで帰宅。 今日は7月下旬から9月上旬までの写真を650枚持って行く。須田先生、じっくりと選んで下さる。最終的に64枚を並び順まで示して下さる。それを机の上に…

夕方散歩

昼に妻と二人で昼食に出かけようと相談していたが、なんだかやたら暑いので急遽中止。冷房を効かせた部屋で本を読んだりテレビを見たり昼寝をしたりしてぐたぐた過ごす。 流石に一日中一歩も外に出ないというのももったいないというかなんというか。そこで17…

辛子色のシャツ・・・

7時半起床。朝食を食べ、シャワーを浴びる。テレビで浅田家の写真家浅田政志の特集コーナーを放送していたので、興味深く見る。シンディ・シャーマンとか森村泰昌が演じる、歴史的場面や事故の記録写真風場面と、浅田家が演じる一般の日本人が心の中に持っ…

昼頃には仕事で渋谷あたりに。すきまの時間に渋谷古書センターの100円均一棚をのぞく。広告批評1999年1月「特集:21世紀の幸福論」をめくったら、ホンマタカシの花火の写真に行き当たり、ふとページをめくる手が止まったり。二階のフライングブックスで流れ…

台風横断

数日前に買っておいたアボガドを、食べごろになったようなので、今夕に切ってみたら中身が腐っていた。 > 宮崎あおいがテレビのCMでブルーハーツの「情熱の薔薇」を歌っていたから、iPODで「情熱の薔薇」を聞いてみた。そのあと、いろんな曲を次々に、中…

長い日曜日

昨日のブログに、日常スナップで撮る被写体が決まっていて、そういうものにカメラを向けるときの気分の高揚が減ってしまっていると書いた。そういうものの例としては・・・ ・カバーが掛かった自家用車 ・舗道の割れ目から生えてきた植物とか ・生い茂ってき…

異常気象と言うことだが、異常とか非常とか、「常と異なる」「常に非ず」ということで、私はこの異常とか非常とかいう単語を使うのに、すごく変なこだわりがあって、なるべく使いたくないのだ。例えば、今年の夏の平均気温が百数年間で一番高かったというと…

想い出の・・・

1980年代前半には、ちゃんと望遠レンズなんかを持って、毎週のように湘南に通っては(当時は横浜に住んでいた)、写真を撮っていた。そのときには浅井慎平とか片岡義男の文庫の表紙になっていたような写真がお手本としてあって、そんな写真ばかりを狙ってい…

久々に読んだ小説

25-27日、仕事で北京へ行っていました。やはり仕事の合間の写真には気に入るものがなかった。せいぜいこの程度で。 > 飛行機の中で、久々に新潮文庫版でブローティガン著「アメリカの鱒釣り」を読了。学生時代の私が何度も繰り返し読んでいた本。その後もと…

ただ写真に残っているだけの家

昨日や一昨日に撮った写真を見直してみても、いい写真が全然見つからない。これはスランプということなのか、それともセレクトするときの「見る目」が不調なのか。何度も、昨日や一昨日の写真を見直して、でも今日のブログに載せようと思える写真が見つけら…

126ポラロイド 須田塾例会 川鍋祥子展

横浜美術館で「126POLAROID-さよならからの出会い」展を開催しているということを土曜の夜に読んだ友人からのメールで知り、今朝、ネットで調べてみて興味を持ったので行ってみる。この写真展の「発起人」は萩原朔美氏だそうで、夏休みに京都の古書祭りで萩…

インクが滲んだ写真

今日から出勤日なのだが、たくさんある休暇を一日くっつけて、今日までが夏休み。でも、真っ昼間に娘を駅まで自家用車で送ったときなんかに、世の中が始動していて(昨日まではあまり見なかったサラリーマンが歩いていたり)せっかく休暇を取っているのに焦…

キクイムシの立てる深遠な音

京都国立近代美術館で開催中の「存在のエシックス」展を見学。 http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2010/381.html 「生命、医療、環境、宇宙における芸術的アプローチなど、現代の先鋭的なテーマに挑戦する国内外の12のプロジェクトを紹介し…

雨の中

昨晩より雨が降り出し、今日は朝から夕方まで雨が降る。日が暮れるころに雨が上がり、雲の切れ間から一瞬、強い日がさした。昼、新京極のスーパーホテル前の京極食堂奈於へ。てんぷら定食。親父さんとしばらく話す。 それから、雨の中で傘をさし、あるいはな…

古本祭 その他

下鴨神社古本祭初日。購入したのは萩原朔美著「時間を生け捕る」(1976)、岩波写真文庫12「鎌倉」(1950)、八木義徳著「遠い地平」(1983)。「鎌倉」の写真は長野重一。 > 昨日のブログからの続きみたいなところから。思い描いたことと偶然のもたらした…

雨の京都へ

数日のあいだ、京都へ行くことにする。毎夏、下鴨神社古本まつりの頃になると誘われる。五月に京都に来たときにも雨にたたられたが、今回も雨の京都入りとなる。昨年、亞林さんと六道珍皇寺の六道参りに行った。そのときは初日で鐘をつく人の列が寺から外に…